海泡から大気／サンストーンなど5種の石のブレスレット

✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴
人魚のひいさま㉓ひいさまの選択

人魚のひいさまは、天幕のとばりをあけました。
花よめと王子は休んでいました。
ひいさまは、王子のひたいに
そっとくちびるをつけました。
ひいさまは、短刀のきっさきをじっとみて
ふたたび王子を見ました。
そのとき、ひいさまは短刀を波間とおく投げ入れ、
瞬間、身をおどらせて海のなかへとび込みました。
みるみる、体があわになって
とけていくようにおもいました。

いま、お日さまは、海の上にのぼりました。
その光は、あたたかにひいさまの上にさしました。
まるで死んで行くような気がしませんでした。
空の上に、なん百となく、
すきとおるようものがみえました。
それは、つばさがなくても、
ふうわり空をただよい上がって行くのです。
ひいさまも、やはりそれとおなじ
ただよう気息のようなものになり
だんだん空の上へあがって行くのがわかりました。
✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴

ふたつにひとつのひいさまの選択の場面から。
ひいさまは、王子の命を奪うことはできず
自分が海の泡になることを選びました…
報われぬせつない恋の結末。

ここで終わってしまうバージョンもあるのですが
アンデルセンの原作では、もう少し続きます。
海に身を投げたひいさまは、
「ただよう気息」のようなものになり
空にあがっていくのだと…

今回はこのシーンより。
海の泡から、空へと昇ってゆくかんじを
ブレスレットにいたしました。

泡はホワイトガーデンクォーツとホワイトトパーズ、
淡いグリーンベリルで。
お日様のサンストーンと、
柔らかな光のレモンクォーツをちりばめて。

朝の雰囲気をまとった、さわやか目のブレスレットです。

素 材／14kgf、サンストーン、ゴシェナイト、ホワイトトパーズ、レモンクォーツ、ホワイトガーデンクォーツ
サイズ／約18.5㌢
※±1.5㌢まで無料で調整いたします。ご希望の長さをご注文時の備考欄にてお知らせください。それ以上の調整は追加料金を申し受けますが、可能ですのでご相談ください。