はじめての涙／切なめアクアマリンの2waysピアス

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人魚のひいさま㉔大気のむすめ

「どこへ、あたし、いくのでしょうね」
と、人魚のひいさまは、そのときたずねました。
「大気のむすめたちのところへね。」
と、ほかのただよう気息のなかまがいいました
「大空のむすめたちもたましいをもたないかわり
よい行いによって、じぶんでそれをもつことも
できるのです。お気のどくな人魚のひいさま、
あなたはまごころこめて、おつとめになったのね。
よくも苦みをおこらえなさったのね。
それで、いま、大空の気息の世界へ、
ごじぶんを引き上げるまでになったのですよ。
あと三百年、よい行いのちからで、
やがて死ぬことのないたましいが
さずかることになるでしょう。」

そのとき、人魚のひいさまは、
お日さまにむかって、光る手をさしのべ
生まれてはじめての涙を目にかんじました。
そのとき、船の上で、王子と花よめが
じぶんをさがしているのを、ひいさまはみました。
目にはみえないながら、ひいさまは
花よめのひたいにせっぷんをおくって
王子にほほえみかけました。
さて、ほかの大気のむすめたちとともども
ながれてくるばら色の雲にまぎれ
たかくのぼって行きました。
(了)
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ラスト、人魚のひいさまが
「大気のむすめ」になるシーンを
アンデルセンは物語の中でえがきます。

死なないたましいもまた、
ひいさまが憧れてやまなかったもの。
そのチャンスを、得られることになった…
ひとすじの救いを感じますね。

さて、ラストのアクセサリーはシンプルに。
じつに素敵なアクアマリンを一粒ポストピアスに。
キャッチには登っていく大気のむすめたちの軌跡のような
細いチェーンのフリンジです。
ポイントにはキューブのアクアマリン。

ひいかまの生まれてはじめての涙は
ほんのかすかに紫がかるアクアマリンの色。

クラックもモヤモヤも全て素敵なニュアンスです。
一粒で楽しんでも、キャッチをつけてゆらりさせても。

★イヤリングへのお取り変えを希望される場合、
デザインの関係上ネジバネ式イヤリングへのお取り替えとなります。また、後ろの部分は固定となりますので、2wayでなくなります。ご了承ください。ご変更ご希望の際は購入時の備考欄からお知らせください。無料です。イヤリング金具は真鍮メッキ製となります。（「お買い上げにあたってのご注意」2枚目写真参照）

素 材／14kgf、アクアマリン
サイズ／約7.5㌢(キャッチ装着時)